タロット風イラスト「世界」/パルファン博士

こちらはタロットのオリキャラパロディ絵の語り記事です。タロットの勉強用の正確な解説ではありません。記事中のタロット要素については、間違いが含まれている可能性もあります。さらにオリキャラでパロディするにあたり、各要素を自由に想像・変更しています。

制作秘話・込めた想い

今回の絵に込めた想いやタロットのモチーフとの関連について、以下で語っています！

なお今回構図やモチーフの参考にしているタロットウェイト版は、こちらのスタンダードな絵柄のタロットのことです。

クレジット：Illustrations from the Universal Waite Tarot Deck reproduced by permission of U.S. Games Systems, Inc., Stamford, CT 06902.  c. 1990 by U.S. Games Systems, Inc.  All rights reserved.  The Univesal Waite Tarot deck is a registered trademark of U.S. Games Systems, Inc.

大アルカナ21番「世界」

（人物の露出度高めで規約的に心配だったので、白インナーを着せています🤣）
「世界」のカードのキーワードは「完成」「完璧」「完全な調和」「ハッピーエンド」「次のステージへ」等です。
タロットの大アルカナ（0番〜21番）の中で最も大きな番号のカードです。
ゴール、完了などの意味合いもあります。

まとっている布が紫なのも、紫髪のパルファン博士を選んだ理由の1つです🤗

2本の香水瓶

ウェイト番では、人物が両手に2本のバトンを持っています。（この2本のバトンについては、二元性の調和や両立を指しているという解説を見かけました）

パルファン博士のイメージに合わせて、今回は2本の香水瓶を描きました。
ちなみにこちらは左手の宝石の飾りの香水は博士自身用、右手の薔薇の飾りの香水は恋人のパレット用という設定です🤗

カード名のイメージから「世界、海外」を連想しました

ウェイト版では緑色の輪の中に人物がいます。
今回のイラストでは、それを地球に見立ててまさに「世界」をイメージした背景にしてみました。

……という願望も込めて描きました🤗

実際のタロット占いでも「THE WORLD(世界)」のカードが出た時に、カード名から文字通り「世界」「海外」(「海外に向けた発信をしてみましょう」等)を絡めた読み方をすることもあるようです。

パレットやマジカプロや作者から見て「最高」な博士

このカードには「完璧」「最高」などのキーワードもありますが、パルファン博士は単独で完璧な性格・実力というわけではありません。むしろマッドサイエンティスト気味だったり、バトルではバーサーカーだったり、単独で一定の活躍をするのは難しいタイプです。
でも、パレットから見て博士は最高の恋人です🤗また、博士のおかげで最高の自分（パレット）になれた、博士とパレットは最高のカップルだ……などの想いも込めました。

そして博士が加わったおかげでマジカプロは最高のグループになった……というようなイメージも込めて、博士を「THE WORLD」のカードを描く際のキャラクターに選びました。

パルファン博士はマジカプロのキャラクター作りにおいて、他の自キャラと比較して、最も長期間たくさん悩んだり迷った結果、作者の好み（紫髪長髪、白衣、香水等）を正直に詰め込みまくって出来たキャラクターです。
パルファン博士が加わったことで、マジカプロが「完成」した……と思っています☺️

おまけメイキング

タイムラプス動画

こちらのイラストはProcreateで制作しました。
タイムラプス動画を撮ってみました。

（序盤で挿入している画像は、私の自作スタンプイラストです。顔や体の比率の参考用に過去の自分のイラストを活用しています）
最後だいぶ顔周りの髪や顔を調整しました。

文字なしカラフル可愛いスタンプ(修正版)
お値段はLINEコインで「50コイン」です。
LINEアプリ内のスタンプショップ
ブラウザのショップ（LINE STORE）

「焼き込み（リニア）」が偉大

焼き込み（リニア）レイヤーオフ

焼き込み（リニア）レイヤーオン

「焼き込み（リニア）」というレイヤーでいろんな色を上から載せることで、色合いや雰囲気が大きく変わることに気づき、いろんな色を載せています。
今回も、ある程度全体の顔・体・モチーフ等を描いた後はこの「焼き込みリニア」のレイヤーを作り加筆・加工していきました。この「焼き込みリニア」のレイヤーで色の大幅な変更や塗り足しなど、加工というよりもはや「加筆」をかなり行っています。

焼き込み（リニア）や焼き込み（カラー）で上からいろんな色を載せるとエモくてカラフルな雰囲気になるので好きなのですが、焼き込み〇〇レイヤーを絵の全面に使うと、イラストの色調が若干全体的に暗くなります。
そのため、瞳や髪などのハイライトや、目立たせたい小物など明るくしたい部分は「焼き込み（リニア）」より上にレイヤーを作り、白で線を足しています。